「自動運転レベル4」に関連する日本株・投資信託の銘柄をまとめました。
随時、銘柄・情報を追加・更新していく予定です。
「自動運転レベル4」とは
自動運転レベル4とは、「特定の走行環境条件を満たす限定された領域において、自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態。」をいいます。
(参照:国土交通省自動車局 先進安全自動車推進検討会「先進安全自動車(ASV)推進計画 報告書 -第6期ASV推進計画における活動成果について- 資料編」)
「自動運転レベル4」に関連する日本株
ソリトンシステムズ(証券コード:3040)
ソリトンシステムズは、独立系ITメーカーです。遠隔型自動運転システムを提供しています。遠隔型自動運転システムは、緊急時等に備えて遠隔に存在する監視・操作者が自動車の運転操作を行うことを可能とするシステムです。
(参照:自動運転実用化へのブレークスルー 遠隔型自動運転システム(Teleoperation Car System))
ソリトンシステムズは、産業技術総合研究所、ヤマハ発動機、三菱電機と共同で自動運転システムの開発を進めてきましたが、2023年5月21日から福井県永平寺町で、遠隔監視の下、自動運転レベル4としての運行サービスを国内で初めて開始しました(運行は、永平寺町が出資する「まちづくり株式会社ZENコネクト」が実施。)。
(参照:国内初となる自動運転レベル4でのドライバー無人運行サービスを開始 | ニュース | 株式会社ソリトンシステムズ)
三井物産(証券コード:8031)
三井物産が出資するスタートアップ企業・T2は、佐川急便およびセイノーホールディングスとともに、2024年10月から2025年6月にかけて、T2が開発した自動運転トラックを用いた幹線輸送の実証実験を、東京・大阪間の高速道路一部区間で実施します。
(参照:日本初、レベル4自動運転トラック幹線物流輸送実現に向けた公道実証を開始 | 株式会社T2のプレスリリース)
セイノーホールディングス(証券コード:9076)
セイノーホールディングスの子会社・西濃運輸は、T2と佐川急便とともに、2024年10月から2025年6月にかけて、T2が開発した自動運転トラックを用いた幹線輸送の実証実験を、東京・大阪間の高速道路一部区間で実施します。
(参照:日本初、レベル4自動運転トラック幹線物流輸送実現に向けた公道実証を開始 | 株式会社T2のプレスリリース)
SGホールディングス(証券コード:9143)
SGホールディングスの子会社・佐川急便は、T2とセイノーホールディングスとともに、2024年10月から2025年6月にかけて、T2が開発した自動運転トラックを用いた幹線輸送の実証実験を、東京・大阪間の高速道路一部区間で実施します。
(参照:日本初、レベル4自動運転トラック幹線物流輸送実現に向けた公道実証を開始 | 株式会社T2のプレスリリース)
ゼンリン(証券コード:9474)
ゼンリンは、地図情報の調査・制作・販売を行う企業です。
道路状況、気象情報などさまざまな情報を統合化した地図情報は「ダイナミックマップ」と呼ばれ、レベル4の自動運転を実現するために必要な技術です。ゼンリンの高精度空間データは、ダイナミックマップの基盤のひとつとして期待されています。
(参照:ADAS | 株式会社ゼンリン)
「自動運転レベル4」に関連する投資信託
三菱UFJアセットマネジメント「eMAXIS Neo 自動運転」(投信協会コード:03313195)
三菱UFJアセットマネジメントが運用するファンドで、米国の金融商品取引所に上場している、日本を含む世界各国の自動運転関連企業の株式等に投資します。
ベンチマークである「S&P Kensho Autonomous Vehicles Index(S&P Kensho自動運転車指数)」に連動する投資成果をめざして運用を行う、インデックス型ファンドです。
手数料は、次の通りです(2024年6月28日時点)。
- 購入時手数料:ゼロ(ノーロード)
- 信託財産留保額:ゼロ
- 運用管理費用(信託報酬):日々の純資産総額に対して、年率0.792%(税抜 年率0.72%)以内をかけた額
2024年6月28日時点の組入上位10銘柄は、次の通りです。
- 1位:NVIDIA CORP(比率:5.9%)
- 2位:AMBARELLA INC(比率:5.0%)
- 3位:TESLA INC(比率:4.9%)
- 4位:QUALCOMM INC(比率:4.6%)
- 5位:INDIE SEMICONDUCTOR INC-A(比率:4.6%)
- 6位:RIVIAN AUTOMOTIVE INC-A(比率:4.4%)
- 7位:OUSTER INC(比率:4.4%)
- 8位:ANSYS INC(比率:4.2%)
- 9位:MOBILEYE GLOBAL INC-A(比率:4.2%)
- 10位:XPENG INC – ADR(比率:4.2%)
参照:eMAXIS Neo 自動運転 | 投資信託なら三菱UFJアセットマネジメント
三井住友DSアセットマネジメント「グローバル自動運転関連株式ファンド」
三井住友DSアセットマネジメントが運用するファンドで、自動運転技術の進化・普及により、業績拡大が期待される日本を含む世界の企業の株式に投資し、信託財産の成長を目指して運用を行います。
実質的な運用は、リサーチ力に強みのあるニューバーガー・バーマン・グループが行います。
「(為替ヘッジあり)(投信協会コード:79311174)」と「(為替ヘッジなし)(投信協会コード:79312174)」の2つのファンドがあります。
手数料は、次の通りです(2024年4月末現在)。
- 購入時手数料:購入価額に3.3%(税抜き3.0%)を上限として、販売会社毎に定める手数料率を乗じた額
- 信託財産留保額:ゼロ
- 運用管理費用(信託報酬):ファンドの純資産総額に対して年1.903%(税抜き1.79%)程度
2024年6月28日時点の組入上位10銘柄は、次の通りです。
- 1位:起亜自動車(比率:5.5%)
- 2位:エヌビディア(比率:4.6%)
- 3位:ASMLホールディング(比率:3.7%)
- 4位:アプライド・マテリアルズ(比率:3.7%)
- 5位:モノリシック・パワー・システムズ(比率:3.7%)
- 6位:日立製作所(比率:3.6%)
- 7位:アナログ・デバイセズ(比率:3.6%)
- 8位:アンフェノール(比率:3.6%)
- 9位:ケイデンス・デザイン・システムズ(比率:3.3%)
- 10位:ハンミ・セミコンダクター(比率:3.1%)
参照:グローバル自動運転関連株式ファンド(為替ヘッジあり) | ファンド概要 | ファンド | 三井住友DSアセットメントマネジメント
参照:グローバル自動運転関連株式ファンド(為替ヘッジなし) | ファンド概要 | ファンド | 三井住友DSアセットメントマネジメント
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