「VT」を買うべきかどうか迷っている人のために、「VT」に関する情報をまとめました。
「VT」とは
「VT」は、アメリカのニューヨーク証券取引所に上場しているETF(上場投資信託)の1つで、正式名称は「バンガード・トータル・ワールドストックETF」です。
「VT」の運用会社(管理会社)
「VT」は、アメリカのバンガード(Vanguard)という資産運用会社が提供しています。
バンガード(Vanguard)は、投資信託の運用残高で世界第2位の会社です。信頼できる運用会社といってよいでしょう。
「VT」のベンチマーク
「VT」は、「FTSE®オール・ワールド・インデックス(FTSE®全世界指数)」という株価指数に連動しています。
この「FTSE®オール・ワールド・インデックス」は、世界47か国の株価動向を表す指数です。
つまり、「VT」を買うことは、世界47カ国の企業の株式に投資することと同じと言ってよいでしょう。
「FTSE®オール・ワールド・インデックス」がカバーしている国・地域の一覧
「FTSE®オール・ワールド・インデックス」がカバーしている国・地域は、次の47の国と地域です。
- オーストラリア(Australia)
- オーストリア(Austria)
- ベルギー(Belgium)
- ブラジル(Brazil)
- カナダ(Canada)
- チリ(Chile)
- 中国(China)
- コロンビア(Colombia)
- チェコ(Czech Rep.)
- デンマーク(Denmark)
- エジプト(Egypt)
- フィンランド(Finland)
- フランス(France)
- ドイツ(Germany)
- ギリシャ(Greece)
- 香港(Hong Kong)
- ハンガリー(Hungary)
- インド(India)
- インドネシア(Indonesia)
- アイルランド(Ireland)
- イスラエル(Israel)
- イタリア(Italy)
- 日本(Japan)
- 韓国(Korea)
- クウェート(Kuwait)
- マレーシア(Malaysia)
- メキシコ(Mexico)
- オランダ(Netherlands)
- ニュージーランド(New Zealand)
- ノルウェー(Norway)
- パキスタン(Pakistan)
- フィリピン(Philippines)
- ポーランド(Poland)
- ポルトガル(Portugal)
- カタール(Qatar)
- ルーマニア(Romania)
- ロシア(Russia)
- サウジアラビア(Saudi Arabia)
- シンガポール(Singapore)
- 南アフリカ(South Africa)
- スペイン(Spain)
- スウェーデン(Sweden)
- スイス(Switzerland)
- 台湾(Taiwan)
- タイ(Thailand)
- トルコ(Turkey)
- アラブ首長国連邦(UAE)
- イギリス(UK)
- アメリカ(USA)
(参照:FTSE Global Equity Index Series (GEIS) | FTSE RussellのFactsheets)
「VT」の構成銘柄
「VT」の構成銘柄(組み入れ銘柄・採用銘柄)の最新情報は、こちらのページに掲載してあります。
VT – Vanguard Total World Stock ETF | Vanguard
「VT」のメリット
世界中の国に分散投資できる
「VT」は、新興国を含む世界47カ国の約2,900銘柄で構成されています。
そして、「VT」は全世界で投資できる株式の時価総額のうち、90%以上をカバーしています。
つまり、「VT」を買うということは、世界の株式市場のほぼ全体に分散投資をしているのと同じということになります。
低コスト
「VT」の経費率(エクスペンスレシオ)が、0.25%と低く設定されています。
経費率は低い方が、投資信託の購入者にとっては、お得ということになります。
「VT」のデメリット
衰退国にも投資する
日本など、成長率が低い国にも投資することになります。
為替変動の影響を受ける
VTは、海外の株式に投資するETFなので、為替レートの変動の影響を受けることになります。
「VT」の価格・チャート
「VT」の最新の価格(株価)・チャートはこちらです。
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